コーチングは相手に気づきを与え、自ら答えを出すことによって成長できます。
そのためコーチングをおこなうコーチは、スキルを身に着けておく必要があります。
今回は、コーチ側に求められるコーチングスキルについてご紹介します。
傾聴スキル
傾聴は、相手の話を聴くために欠かせないスキルです。
「聴く」は、集中して相手の話を聴く、耳を傾けながら聴くという意味です。
普段の会話では、ただなんとなく相手の話を聞き、自分が知りたい内容のみ聞いていることが多いでしょう。
しかし「聴く」は、ただ話を聞くのではなく、相手が伝えようとしていることを汲み取って聴きます。
相手が伝えようとしていることを汲み取るためには、頷きや相槌などの聴く姿勢を取り入れて、相手が話しやすくなる環境を作ることが大切です。
質問スキル
コーチングでは、受講者自ら答えを出す必要があるのでコーチ側がどのような問いかけをするかが重要です。
そのため受講者に気づきを与える質問スキルが必要となります。
質問の仕方は、詰問にならないようにするのがポイントです。
例えば、ミスに対する質問であれば「ミスが起きた原因はどこにあるのか」、「なぜ自分がこのような行動を取ったのか、その背景に何があったのか」のように質問をします。
これらの質問の仕方は、相手に問題があるのではなく、外部に問題があることを前提とします。
そのため相手を責めるような質問ではないので、受講者は批判を感じずに問題の原因を考えられます。
承認スキル
人には誰しも認められたいという欲求を持っていて、これを承認欲求と言います。
コーチングでは、この承認欲求を取り入れています。
承認スキルは、相手の良いところを認めて褒めます。
褒めることにより、相手は認められたと感じ承認欲求が満たされます。
人は褒められると、その後も同じ行動を取るのでモチベーションアップと仕事の効率アップに繋がります。
まとめ
コーチングスキルは、相手の能力を上手く引き出すために欠かせないスキルです。
一見難しそうに感じますが、実は日常のコミュニケーションの延長線上にあります。
普段のコミュニケーションでも今回ご紹介した傾聴、質問、承認を取り入れると相手に良い影響を与えることができます。
コーチングのメリットについて詳しく知りたいという方は、こちらの記事を読んでみてください。